SONY VGC-RC50(Sony Desktop Computer)
YAN's VAIO SITE - RC50 REVIEW - 2005.11.12

 Type Rも2世代目であるRCシリーズに移行した。ちなみに、RBは海外モデルで国内では販売されていない。そのためRAシリーズの後継機種はRCという名称になったようである。外観も変わっているが内部にしてもRAとはかなり異なっているので、店頭販売モデルであるRC50で詳細にレビューする。


 筐体は、まるでコーヒーメーカーのように見えるが、その構造は今までのRAなどとは大きく異なっている。RX/RZ/RAはドライバなしであけることのできる構造であったが、RCは基本的にはHDDベイのみがワンタッチで、それ以外は開けにくい構造となっている。基本的にはドライバでねじをはずさなければならないし、メモリもまったくの初心者には簡単につけられないようになっている。
 HDDは2台ごとに引き抜くようになっている。ちなみにRC50はWD1600BBが2台ついていた。ケーブルも最初から4台分色分けされてついている。RAのように自分で購入する必要はない。

 今までの筐体とマザーボードの取り付け方を逆にしたため通常のMicroATXを採用しているが、PCI関係が上になっている。また、側面も反対側が開くようになっている。付属のキーボードはUSB接続で、使用されていないがPS2ポートは残されている。オンボードVGAは蓋でふさがれているが、使うことは可能であろう。
 USB接続となったため、キーボードにUSB Hubが内蔵され、マウスもキーボードに接続する。FelicaもUSBを利用する。
 ちょっと気になったのは電源上部に蓋がしてあることだ。簡単にはずすことができる。電源上部はスペース的にも十分確保されており、将来的には無線LANユニットのようなものがつくようになるのだろうか?それともHDTV出力?

 クーリングが気になる人も多いだろうと思うので左に写真を載せる。RAよりもストレートに空気が流れるようになっている。HDDにはFANがなくなったが、側面が穴あきだらけなので、それほど心配はないかもしれない。ただし、HDDの音は外に響くようになっている。

 

 しかし、青く光るのかと思っていた吸気口。青く塗られています。メモリはCPUのFANダクトを左部分のみはずす必要があるがここだけはワンタッチで脱着できるになっている。
 電源はおなじみDELTA製のDPS-400QBで各出力は左の写真を参照してください。RAと比べて12V系が強化されているようだ。またRAのような簡単にはずせるギミックはなく、通常のねじ止めだ。電源の交換は容易であろう。使われていないコネクタとして、FDDなどの4Pと通常の電源コネクタ、そして、PCI-Express用の6Pがある。GeFORCE6800などに交換しても大丈夫?(笑)

 DRIVEはRA73などと同じPanasonic製のSW-9584が使われていた。リモコン関係もRAと同じである。
 3.5インチベイにはマルチカードリーダとPCカードスロットがある。マルチカードリーダーはminiUSBによって内部接続されているため交換は容易だ。