マザーボード交換

 マザーボードの交換は、比較的簡単に行える。基本的にはドライバー1本で出来るのだ。元に戻すことも容易だ。しかし、ある程度のリスクはあり、基本的な分解は出来ることが前提なので、交換に際しての細かい手順はあえて載せていない。敷居が高いかもしれないが、誰でも最初はあるので、リスクを覚悟した上でご自分でトライして覚えてください。YANはそれが、改造の前提条件だと思っています。質問はわかる範囲でお答えしますので。自作機を組み立てる程度の知識が必要です。



 VAIOのタワーシリーズはT**がATX規格でS/Rシリーズは一般的なMicroATX規格の物が使われている。よって、普通にショップで売っているMicroATX規格のマザーボードならどれとでも交換できるのである。後述する制限を考えなければAthlonすら使えるのだ。一応、MicroATXマザーは各社から色々出ているので、別ページにまとめてみたので参考にして欲しい。

 ※マザーボード交換による制限事項

 1.DMI情報が変わるため、SONY製アプリ(DVgateなど)が使えなくなる

 2.Rシリーズに付いているPCカードスロットPCIカードが使えなくなる

 3.P2B-AE搭載機種ではIEEE1394端子が使えなくなる(IEEE1394カードが別途必要になる)

 4.前面USB端子が使えなくなる

   (マザー上にUSBコネクタを持っている機種ならケーブルの加工で使えるようにはなる)

 5.IFX-61/90以外の機種は新たにi.LINKカードを購入しなければならない

   (前面i.LINK端子が使えなくなる

 6.MXシリーズでは、Audio部のコントロール端子がないので、固有のアプリが使えなくなる


 ※交換に際しての注意事項

 1.S/Rシリーズとも「System panel connections」のアサインが違うのでそれぞれのマザーボー   ドの説明書にあった位置に変更する必要がある。

 2.S/Rシリーズ共に電源は145WのMicroATX用の物である。消費電力の多い物を使う時は注   意が必要

 3.PWR_FAN端子が若干違う(12V出力)

 3.筐体内は狭いのでアルファなどの大型ヒートシンクが使えない

 


制限事項の解説と改造・交換
1.SONYアプリの動作

DMI情報の解説と書き換え

SONYアプリ動作の仕組みとDMI情報の書き換え


2.コネクタ・端子の処理

固有部分のコネクタ/端子の解説と処理

前面USB等のコネクタ処理を考える


3.その他のVAIO固有部分

PCカード/PWR_FANの解説と処理

PCカードの解説とPWR_FANの考察



 マザーボードの交換は、比較的簡単に出来ますが、あくまで改造の部類に入る物ですから、メーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。また、交換に関わって他の部品がこわれることも考えられます。ここの情報は個人的実験、交換、改造等の情報が含まれます。このページの情報をもとでの交換・改造は個人の責任において行ってください。

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