SONY VGN-A72PB(Fullspec NOTE)
YAN's VAIO SITE - A72 REVIEW - 2005.7.7
 マザーボードの基本的なレイアウトはA70と同じである。左上が冷却FAN、CPU、ノースで、右に光学ドライブ、左下にHDD、その上にMemoryStickスロット、真ん中がメモり、その下にminiPCIスロットがあり、INTEL製の無線LANがささっている。発熱源は、左上に集中していることがわかる。

 左の写真が冷却系だ。左がFAN、その右上がCPU、CPUは左下の写真を見てわかるようにソケットに入れられている。CPUの下に915PMのノースである82915PM(MCH)があり、その右がX600(M24)となっている。これらは銅製のヒートパイプによりFANにつながっている。FAN自体はA70の時は0.22Aのものが使われていたが、A72では0.2Aとちょっとだけ省電力(?)になっている。サウスチップである82801FBM(ICH6-M)は、miniPCIスロットの下にあるのはA70の時と同じだ。このようにチップレイアウトもほぼ同じとなっていることがわかる。

 miniPCIスロットから無線LANカードを抜くとサウスチップである82801FBMを見ることができる。A70の時にもサウスはこの位置にあった。ノースである82915PMはヒートパイプでFANにつながっていたが、82801FBMは写真のように何もついていない。デスクトップのサウスはヒートシンク等がついていることが多いので、発熱は大丈夫なの?って思ってしまいます。無線LANカードが心配?
 無線LANには、Intel PRO/Wireless 2915ABGが使われている。もちろん、セントリーノに準拠するためであろう。正直、アセロス性の方が良いのだが。これって、新5GHzに対応してくれるのでしょうか?
 有線LANチップにはRealtekのRTL8110SBLが使われている。A70ではINTEL製だったのに?しかもPCIexpressではなく、通常のPCI接続。まあ、いいですけど。もちろん、Gigabit対応だ。

 標準搭載のメモリモジュールには、SAMSUNG製の512Mが使われていた。チップ自体はK4T51163QB-ZCCCという、DDR2-400/533の512Mbのもので、モジュールも純正M470T6554BZ0-CCCだ。DDR2-400の512MB。915PMは同容量、同仕様のモジュールを2枚さすことでDUALチャンネルで動作する。DDR2はDDRとは違い、相性問題にはやさしいが、なるべく同チップ、同モジュールが望ましいことはいうまでもない。そこで、IO DATA製のSDX-400がDDR2-400で、SAMSUNG製らしいと目星をつけ購入したのだが、どんぴしゃりであった。同じチップ、同じモジュール。しかも、DDR2-533が主流なので、とても安かったですし(笑)おかげで、1GのDUALチャンネルとなった。

 光学ドライブにはPanasonic製のUJ-831が使われている。2層対応のスーパーマルチドライブだ。もちろん、DVD-RAMも使える。現在ではUJ-840がでており、RAMの5倍速に対応しているが、Aシリーズはなぜか、最新のA63でもこのUJ-831が使われている。在庫(笑)?
 HDDには日立製のHTS541010G9SA00が使用されている。SerialATAの100Gだ。5K100と呼ばれるシリーズの50Gプラッタモデルだ。YANは2.5インチのSerialATAは初めて見たが、デスクトップのものと全く同じコネクタが使用されている。試しにType Rのケーブルを指してみたのが左下の写真だ。915PMチップセットに組み合わされるICH6-Mこと82801FBMはAHCIをサポートするが、A72においては、SerialATAのネイティブモードであるAHCIでは動作せず、ソフトウェア的にはパラレルATAをエミュレートする、Compatible Modeで動作している。よって、ソフトウエアから見るとUDMA 5となる。でもなんでAHCIになっていないのだろうか?BIOSにはまったく項目がないためどうしようもない。

マザー